奈良県御所市Ｎ様邸の施工事例　大きな円窓がのぞく家

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大きな円窓がのぞく家

奈良県御所市　Ｎ様邸　/　戸建て　60年　/　工期：約45日

築60年の伝統工法で先代が建てた木造２階建て。離れに住んでいた若世帯の４人家族と、お母様一人で住まれていた母屋。
子供たちが大きくなり手狭になったので、部屋数のある母屋と世帯を入れ替えることになりました。
定年を迎えられるご夫妻は、今後の暮らし方に夢を持ってリフォームされました。

お客様のご要望母の住まいと同じ敷地内にある離れに住んでいたが、子供の成長とともに手狭になってきたので、広い母屋に一人で住んでいる母と入れ替わることになった。
２階に子供部屋をと考えているが、頻繁に昇り降りするので安全な階段に作り替えてほしい。
キッチン、風呂、洗面、トイレは傷んでいるため、新しくしてほしい。

設計コンセプト現状のＤＫは通り土間と同じ高さで土間の上に直接ビニールシートが敷かれていて、和室との段差が５０センチもありました。大きな煙返し、差鴨居があり、構造上床のレベルは合わせることがむずかしい状態です。又、今まで使用されていたブロック造のトイレ・洗面・風呂の建物は劣化が激しく、新しく設備を入れ替え使用するには厳しい状態でした。冬の土間は冷たく、足腰に負担がかかる状態で長い時間過ごすには過酷な環境だと思われました。
そこで、下記の主な提案をさせて頂きました。

①使われていない応接間を水廻りとして生かすこと。
②居間との関係性と家族の会話を重視したレイアウトとして、床下の断熱・防湿をやり直し、通り土間をＤＫに取り込むプラン。
③建物の佇まいを生かした緩やかな階段の新設。　
④その他の部屋の子供室内装はご家族でDIYの提案。寝室のサッシを複層ガラスへ更新など。