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風を感じる住まいへ

奈良県葛城市　Ｈ様邸　/　戸建て　30年　/　工期：約75日

環境に対する意識が高いお施主様は、「CO2も削減する義務がある」と考えてます。
経年で劣化した建物や設備の更新を機に家族の生活スタイルの見直し（更新）ができる本質改善の住まいへと提案しました。

お客様のご要望雨漏りや設備の老朽化が目立ち、長年のものもあふれて片付かないし、散らかったものも片付ける気になれない。そろそろ老後の暮らしも気になりだしたので、１階部分をすっきり安全に快適に暮らせるようにしたい。又、この際、家に見合う省エネやＣＯ2削減で少しでも地球環境に配慮した設備の導入も提案して欲しい。

設計コンセプト主な改修は１階を生活ゾーンとし、動線の改善と劣化した水廻りのやりかえ、温熱環境の改善、バリアフリー、高効率機器の導入、建物の劣化の改善（雨漏り、防水など）。
使用されていなかった応接室を、家族共有のＬＤＫスペースとし、南北へ風がぬける過ごしやすいゆとりの空間として計画。
これからの夫婦室として和室をベッドルームへ改修し、トイレや水周りに近い位置へと変更。
和室は意匠は残し、押入れ内部は箪笥入れとクローゼットにやりかえ、暮らしに即した収納を工夫。
通用口の収納を増やし、浴室・脱衣室は廊下を取り込み広くしました。

ＬＤＫ

居間・ダイニングに風が抜ける、冷暖房対策として大きな間仕切り戸も設置しました。
気持ちのよい風がぬける空間に。

ＬＤＫ　

旧応接室の窓には内窓を設置。堀上天井は現状を活かしました。

ＤＫ　

和室を主寝室に。室内空気環境の向上を図りました。
床：竹フロア/壁：珪藻土/天井：土佐和紙/間仕切り戸：杉小口スリットパネル使用。　
欄間部分は透明パネルで閉じ、冷暖房対策をしました。

勝手口・トイレ・洗面室・浴室

キッチンからショートカットで勝手口へ
広めに、トイレ・手洗いカウンター