現場見学 ~着工中から完成まで経験して~

9月2日から7日まで、数回に分けて見学させて頂いた、和室から洋室へのリフォームと
トイレのリフォーム等々についてのブログです。
この物件は2階の和室を洋室に変えるというリフォームでした。
和室独特の土壁や古くなったクロスを貼り変えていきました。
初めて見学させて頂いたときは、何もない状態で、壁も床も木材が見えていました。
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写真のように全体が木材になっていて、照明もなく、クロスもはがされていました。
職人さんが、木材を切断したり、長さや形をかたどったりしている所をみていたのですが、
木をきるにしても、木に穴をあけるにしても、本当に長さも形もぴったりで、
「これが職人技・・・」と感動しました。
また、あまり職人さんが作業をしている姿を、見たことがなく、作業に使う道具や機械なども
はじめて見にするものばかりで、機械で作業する姿をじっくり見ていました。
あまりにも見入ってしまっていたのか、
機械の独特な「シュイイイイイイイイン」という音が、耳に残りました。
その後も何度か見学させていただいて、作業の進み具合や、壁がきれいになっていく
姿を見ることが出来ました。
そして、もうすぐ完成というこの日、この現場の最後の見学をさせて頂きました。
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何もなかった壁と天井に綺麗なクロスが貼られ、照明が付けられていました。
クロスの種類が少々光沢のあるものだったので、大きい窓から入ってくる光を照明と
クロスがうまく取り込み、とても部屋が明るくなっていました。
また、ドアやかもい・しきいにレールが敷かれることによって、雰囲気が変わって
急に洋室らしさが出ていました。
部屋の中・外とクロスの種類が変わっていて、部屋の中は質感がやわらかいもので、
光沢のあるものだったのに対し、部屋の外のクロスは固めの素材で縦に線が入って
いるものでした。
部屋の位置や、出したい雰囲気によって、クロスの色や質・素材を変える大事さが
分かりました。
この物件でもう一箇所、クロスや床の色で雰囲気がガラッと変わったところがあります。
それはトイレなのですが、初めて伺わせていただいた際には、何もない状態でトイレも
なければクロスも剥されたままになっていて、ただの小さいスペースでした。
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その様子が写真左側になります。私がここで一番気になったのが、壁の柱の下部分にある、
横になっている木でした。
写真にあるように何かの印のように短い小さい木が挟まっていました。
これについて伺ってみると、もともとこの部分は段差があったようで、段差となる部分に
ちょうどこの木があったようです。
今回のこの部分のリフォームは段差をなくして、フラットにするというものでした。
高齢者もいるようなので、安全性を考えた福祉的なリフォームです。
その次の日にまた伺わせていただきました。
写真右側の上部にあるように、その際にはもう両側に枠が出来ていて、一気に洋風な
スペースが完成していました。
しかし、クロスは剥されたままでまだまだ殺風景でした。
少し日が空いて、最終日に伺わせていただくと、写真右側下部のように、壁には綺麗な
真っ白なクロスが張られ、床には黒目の暗い色の床になっていました。
床が印象的で、すごくシックな暗い色に仕上がっていたので、お話を聞くと、トイレや
お風呂は気を休める場所なので、明るい色よりも暗めの色のほうが落ち着けて、お客さまにも
好評だと教えていただきました。
私は心理学部で、色の変化が人の心理に影響する働きなどについても勉強したことがあるので、
実践的に使われている様子を見れてよかったです。
クロスや床、インテリアなど、場所によって色を変える事で、お客様の心理に働きかけていると
改めて勉強になりました。
インターンシップ研修生 帝塚山大学 本田早希