こんにちは、けあねんスタッフの井形です。
天候不良と台風の影響でしばらく雨の日が続きましたが、
昨日、今日と気持ちの良い秋晴れになっていますね。
そろそろ10月も終わりますが、今週末にはまた台風が来るとか来ないとか・・・。
皆さまお気をつけください。
さて、今回の「バリアフリーを考える」シリーズは、「洗面・脱衣室」編です。
「台所・浴室・トイレ」は三大介護と呼ばれ、動線にあたる非常に重要なゾーンです。
今回は入浴・洗面の際に利用する脱衣室(洗面室)についてお話します。
●昇降洗面台
洗面台は洗面や手洗い、身だしなみを整える時など、1日に何度も使用します。
家族の人数が多いと、お子様がいたり高齢の方がいたり・・・それぞれ使いやすい
高さも異なります。そんな時便利なのが、「昇降洗面台」です。
自分が使いやすい高さに調整することができ、車椅子のままでも利用できます。
●洗濯について
車椅子を利用されている方にとっては、縦型洗濯機よりもドラム式洗濯機の方が
向いています。車椅子に座ったまま、洗濯物を出し入れすることができます。
●ヒートショック対策
ヒートショックとは、住宅内の室温の寒暖差により血圧が昇降し、
脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことをいいます。
高齢の方や血圧の高い方は特に注意が必要です。
ヒートショックを防ぐには、住宅内の寒暖差をなるべく小さくする必要があります。
入浴時に関して言えば、まず脱衣所を暖めて浴室内との温度差を小さくします。
持ち運びできるヒーター等があると良いですね。
大規模な工事になりますが、壁を撤去して、トイレ、洗面、浴室を一体化し、
機能性を向上させるのも有効です。
車椅子の方でも移動しやすくなります。
毎日使う洗面、脱衣所を工夫することで、高齢の方も安心して利用することが
できます。年を重ねても、自分のことは自分でできるように一度見直して
みると良いですね。
けあねんスタッフ 井形