こんにちは! 工務の勝本です。
工事現場の検査で皆様にお目にかかっています。
危険なブロック塀 ご近所にはありませんか?
今日は「安心・安全なブロック塀」を紹介します。
2018年6月18日に起きた大阪北部地震の影響で、大阪府高槻市にある小学校のブロック塀が倒壊しました。ニュースでブロック塀の様子を見ましたが、同じようなブロック塀は私たちの住んでいる町にもよく見かけます。小学校や幼稚園の通学路にこのような危険が潜んでいる事に改めて怖さを覚えました。
道に沿って建っているブロック塀。いつも何気なく通る道にこんなブロック塀建っていませんか?
建築基準法違反のブロックが多いのはなぜ?
建設業法上、ブロック塀の設置など500万円未満の「軽微な建設工事」は、建設業の許可を得る必要がないということが第一の理由にあげられます。
500万円以上の建設工事については、実務経験や資格などの要件を満たす技術者を配置する必要がありますが、500万円未満の工事であれば誰でも施工できることになっています。
また、建設業の許可がなくても、建築基準法を守らなければならないことには変わりありませんが、家屋など建物を新築・大規模修繕した場合と違って、ブロック塀を単独で造る場合、役所へ申請する必要がないため、行政が 塀の安全性を確認したり、建築基準法を守っているかなどを確認する機会がほとんどないことも大きな理由です。
それに、ブロック塀の高さ(2.2m)や控え壁の設置を決めた改正建築基準法は昭和56年に制定され、それ以前につくられた、基準に満たないまま放置されている「既存不適格」のブロック塀も多いのが実情です。
ブロック塀の建築基準はあるの?
住宅を建てるときは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が平成12年に施行されましたが、外構の塀等は含んでいません。
しかし、ブロック塀も建物と同じように法規に適合した耐震性のあるもので無ければいけません。
建築基準法では仕様等が法規準で定められています。
主な基準法
ブロック塀の高さ:高さ≦2.2m 地盤面からの高さ(注:側溝の底面から、コンクリートの基礎等の地盤面から)
鉄筋:縦筋・横筋9mm以上 間隔800mm以下
高さ1.2mを超えるブロック塀:控え壁 間隔L≦3.4mに設置
ブロックの耐震強度はどうやって調べるの?
ブロック塀の中には鉄筋が入っています。
上記の基準のように鉄筋が配筋されているかどうか、この鉄筋探査機でチェックできます。外観の点検とあわせて、ブロック内部の診断はとても重要です。
創造工舎では、ブロック塀の現況調査の依頼も承っております。ブロック塀の強度や耐震性の検査費用、改修工事の費用などお気軽にお問い合わせください。国や自治体が補助金制度を設けている場合があります。安心と安全な暮らしの為にお役に立ちたいと思っております。
工務 勝本
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