昨年9年ぶりに本格的に活動を再開した米米クラブ。90年代に「浪漫飛行」「君がいるだけで」が大ヒットしたのを覚えておられる方も多いでしょう。今回は去年に引き続き「再々感激祭ホントマツリ」と名打ったコンサートです。昔からのファンである私は家内を誘い、行ってきました!!9年ぶりのコンサートということもあってか周りは30、40代の元若者(苦笑)がほとんど、私たちの隣に至っては50代後半と思われる奥様2人。ファン層の幅広さを実感しました。
米米のコンサートは半分がボーカルのカールスモーキー石井(以下C石井)のコント!(半分は言い過ぎですが・・・・)アーティストのコント?といって馬鹿にしてはいけません。最近のわけのわからない若手お笑い芸人よりはるかに面白い、というかC石井はこれをやりたいがためにコンサートをしているのではと思わせるほどの面白さです。今回は変な仮面をつけお姉言葉を操る男色家の振付師に扮し、男性ダンサー6人組ホモミルクス(名前が怪しいです)と怪しいショーが終わったかと思えば、もう一人のボーカル、ジェームス小野田は女装して現れ「時には娼婦のように」をシャウト。いつも奇抜な衣装で盛り上げてくれるJ小野田、後でマメに扮した衣装でマメマメ唄い?早変わりで衣装変えし山本リンダの「狂わせたいの」で踊りまくる!女性2人のダンスユニット「シュークリームシュ(一人はC石井の妹、美奈子)」の振りに合わせて観客全員が踊る!子供も踊る!隣の奥様方も踊る!観客も米米のメンバーなのです。
ファンク、ニューロマンティック、落語?ロック、歌謡曲と多種多様なジャンルを提供できるのはバンドの実力があるからこそ。アンコールはサービスで?2回も!2回目に出てきたときは「すみません、お値段の分はここまでとなっております」と笑わせ、最後はきっちりと盛り上げて終わってくれました。
とにかくお客さんに楽しんで帰ってもらおうと「歌って、踊って、笑って、」サービス精神が旺盛な米米CLUB。3時間で8,800円は安い!久々に何もかも忘れて踊り騒ぐことができました。米米CLUBを一言で表すとしたら「踊るあほうに見るあほう同じあほならおどらにゃ損損!」といったところでしょうか。
初参加の嫁も「次回も必ず行く!」とのことです。
橿原本店店長 瓜阪 八生樹