新しい年を迎えるにあたって、 年賀状、 大掃除、鏡餅の準備など、やらなければいけないことが山積みですよね。でもいったいどれから手を付けていいものか分からず、大晦日にバタバタなんてこともあるのではないでしょうか。
掃除が終わってからちょっと休憩して次の日にでも門松やしめ縄を飾ればいいかな。と思いがちです。でも実は門松やお正月飾りを出すタイミングがあるんです。この豆知識をお伝えします。
しめ縄や門松は年神様が来てくれる目印となるそうです。そのため29日の“苦待つ”と31日の“一夜飾り”は避けるようにして、28日までに飾るようにした方がよいそうです。
玄関のお掃除のポイント
「エクステリア・玄関ドア」
玄関ドアは基本、水拭きしましょう。ドアノブや鍵穴周辺は手で直接触れる部分なので、手あかなどが残らないよう特に丁寧に拭くとよいでしょう。腰掛け椅子や花台、郵便ボックスなどを置いている場合は、そのあたりもきれいにしましょう。
玄関ドアの内側は、溝やくぼみの埃を羽根はたきで優しく払って。ドアノブまわりはしっかり拭き掃除をすることをおすすめします。
「たたき・タイル」
知らない間に汚れがたまる玄関のたたき。まずは靴などを全部出して、掃き掃除をします。そのあとデッキブラシなどで磨きます。
ブラシがない場合は、「※セスキ水」をスプレーして雑巾や古い布などで拭き掃除をします。これだけでもタイルはピッカピカになりますよ。
セスキ水 とは・・・セスキ炭酸ナトリウムは、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが複塩として共存し安定している状態のアルカリ剤を指す通称。テトラトリタ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸ソーダと呼ばれることもある。
出典:ウィキペディア
「靴箱・玄関収納」
靴箱は中身を取り出して拭き掃除。中に防臭剤や除湿剤を入れている場合はこの機会に取り替えするのもおすすめです。
ここでちょっとしたお掃除の楽しみをお教えします。拭き掃除の水に、ハッカ油を少したらしてみてください。消臭効果・殺菌効果があり、何よりも爽やかな香りがほんのりと残り、清潔感がアップします。
靴箱に入れずに出してある靴は・・・床にそのまま置くよりも、棚などに整理するほうがスッキリ見えます。壁に立てかけたシューズラックで収納という選択肢もあります。
玄関まわりの納戸や収納もこの機会にきっちりと整理しましょう。ファイルボックスを並べて、スプレー類やお客様のスリッパなどを収納すると、使うときにも出しやすいのでオススメです。
仕上げに門松やしめ縄などのお正月飾りのをあしらって♪
掃除がきれいにできたら、いよいよお正月飾りの出番。飾り付けは、28日に行うのがベスト。かたくなに「和風」「伝統」の飾りにこだわらなくても、現代の暮らしに合ったステキな飾り方がいろいろあるのでお店に探しに行くのも楽しいですよ。
玄関をきれいに整えることは、お正月の神様のためでもありますが、家を訪れるお客様、そして何よりも、毎日「いってきます」「ただいま」を言う家族にとっても心地がいいことです。いつも綺麗に保たれた玄関で新しい一年を過ごせるよう、願いを込めて年末の掃除をしてみましょう。