●「梅一輪 一輪ほどの暖かさ」
立春が過ぎ
張り詰めていた空気も
少しづつ緩みだし命の喜びを歌いだす季節が始まります。
春の陽気に満たされる前に
五感を研ぎ澄まし春を探しに行きたい。
特に早春の花「梅」!
バラ科 古名 うめ 原産は中国。
梅は寿命が長く老木から雄々しく芽を出し福を招くめでたい花。
今日は家でゆっくりお部屋のお掃除をしながら
情報誌を見ていると奈良県の「梅林情報」が・・・。
春を先取り、希望やワクワク感が梅には一杯。
←月ヶ瀬渓谷の梅林
大和三大梅林の月ヶ瀬梅渓(奈良市)あのう賀名生梅林(五條市) 広橋梅林(吉野郡下市町)。
他、追分梅林(奈良市)片岡梅林(奈良市)県立民族公園(大和郡山市)。など
ネットでも見頃時期と本数など調べました。
ちなみに全国梅の名所ランキング1位は吉野梅郷(東京都・青梅市)(よしのばいごう)だそうです。
万葉集では、萩の花141首の最多についで梅は118首詠まれている。
中でも大伴旅人が60歳過ぎに奈良の都から空虚な気持ちで
九州大宰府天満宮に長官として赴任し天平2年正月13日、館に
全九州の官史を集めて梅見の宴を開いた時の歌は圧巻。
と・・。興味深いので読んでみようと思います。
「雪 月 鶯 酒宴 野遊び 花の実 散る花 香り」
など、それぞれの思いで観梅に興じ参会した様子が伺えます。
こんな漢詩を読み下し分でご紹介
←寒梅
●寒梅 作者 新島譲
庭上の一寒梅
笑って風雪を擱かして開く
争わず
また努めず
おのずから百花の魁をしむ
桜の華やかさより地味?
でも謙虚にしなやかに生き抜く強さをもつ印象の梅。素敵!
奈良時代に貴ばれた白梅 平安時代の雅人の暮らしに入ってきた紅梅。
食用の梅、染料の梅の鳥梅{(青梅を燻製にしたもの)}もある。
月ヶ瀬梅林はこの鳥梅を生産する梅林であったよう。
この地方には保護管理されている樹齢600年の「桃仙の梅」も・・・。
*Japaneese文化*日本家屋には梅の花生け、お盛花がよく合いまするぅ。
梅盆は床の間の飾り花にも・・・。
盆梅・・・プチ盆栽が欲しいなぁ。
盆梅展では、大和郡山城跡や菅原天満宮 喜光寺、で開催されているようです。
←昨年度のポスター!日程要注意!菅原天満宮 喜光寺
フランのショールームでのイベントに「桃の花あしらい」教室を開催したこと
がありましたが、来年は「梅」アレンジメントなども考えてみたいと思います。
色々な身近な「素敵」を見つけていこうと思います。
みなさんも色々調べて見てください。
収納の本とにらめっこしながら、結局かたずけ半分で終了してしまいました。あれっ!
阪本和世