東日本大地震

大地震で亡くなられた数多くの御霊にたいし、そのご冥福を心からお祈り申し上げます。
負傷された皆様の一日も早いご快復を祈念致しますと共に、被害に遭われた方々に深甚なるお見舞いを申し上げます。
震災から十日を過ぎた今日でも、二十五万人を超す人々が避難所生活を余儀なくされています。肩を寄せ合い、身を寄せ合い、助け合いながら、寒さやひもじさに耐えている被災者の方々の姿。
自らも被災者である筈なのに、周囲の人々助け様と立ち働く人の姿。
弱い立場の人が、自分よりももっと弱い人のために何かしてあげようとする姿。
最近では、何より怖い爆発寸前と思われた原発に立ち向かう、自衛隊・警察・消防の方達の雄雄しい姿。

これらの人々の姿に、久し振りに昔の古き良き時代の、日本と日本人を視るようで、辛く悲しい画面の中に何かしら嬉しく、頼もしい気持ちにもなりました。
私の幼心に残る昭和20年代から40年代頃までは、助け合い・励まし合いながら、困難に立ち向かって行く社会であったと思えるのです。
今我々は国家の総力を挙げて、被災者の救援に当らねばならません。
全ての国民が災難に遭われた方々に思いをはせ、生活の再建に協力し、心の安らぎを得るお手伝いをしようではありませんか。
今回の悲惨な災害に対する救援活動から、我々が助け合いや敢闘の精神を呼び覚ます事になれば、亡くなられた御霊へのいくばくかの供養にもなると思います。
TV画面や報道写真を見ながら、思わず涙ぐんだり、頑張れとかシッカリーとか、声にならない声を出したりする毎日が続いています。遅々としてはかどらぬ様に感じられる復旧作業や、被災者の手元に届かない救援物資が山積みされている様子には苛立ちを感じます。
そしてどのシーンでも、現場で作業する人々の、懸命さ・必死さがヒシヒシと伝わってきます。
色々なことを考えながらも、結局は何も出来ない自分を恥じてもいます。せめてもの事として、明日妻と二人分の些少な義援金を送る事にしました。災害に遭われた皆様方、お体を大切に、そして一日も早い再起を心からお祈り申し上げます。
                                  景山 浩道

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