2月より福祉用具専門相談員の講習に行ってます。
講習日の最終にATCのITM棟11階、ATCエイジレスセンターへ。
福祉・介護・健康関連の体験型常設 展示場です。
介護される側の立場や気持ちを理解する体験コーナーもありました。
車いすに乗ってみると、少しの段差でもなかなかスムーズにいかないし、
溝(グレーチング)に車輪ははいるし、一番大変だったのは、車いすに乗って
開き戸を開けて通って、閉めることがとても大変でした。
また、装具をつけて高齢者疑似体験では、低い階段でも、昇る時もゆっくり
時間がかかるし、降りるときの怖さが体験できました。
歩行器だけでも、デザイン性、機能性、専門性など色々な面から選べれるように
多数展示されています。
セラピーロボットとのふれあいコーナーもありました。
本物の動物を飼うことが難しい状況の人々のために生まれたのがタテゴトアザラシの
赤ちゃんをモデルにした「パロ」。
触覚・視覚・聴覚などを携えた人工知能により自律的に行動し、
なでたり話しかけたりしてあげると喜んだり甘えたりし、あまりのかわいさに
本当に一瞬私も癒されました。
食べる動作では、はしやスプーン、コップなど持ちやすく工夫された『自助具』も
多数販売してあります。
介護する人の負担を少しでも軽減し、介護される人も遠慮や気兼ねすることがない・・・
多数の企業が、誰もが快適に過ごせる社会にしようと取り組み、
研究してくれていることに感動した一日でした。
これから私も福祉用具の相談員として、介護者の話を十分に耳を傾けて聴き、
介護者、介助者にとって最適な用具を提案できるように勉強していきたいと思います。
総務部 阪本 昌子