施工事例069 藤原京、耳成山を望む築80年の私邸。三世代の想いを継ぐ「多目的アトリエ・リノベ」
橿原市
―設計コンセプト—
藤原旧跡の歴史的保存地区内にあり、藤原京の後背にあたる耳成山まで一望できる古民家に、3世代が住んでおられるK様邸。築80年という長い歴史の中で、設備の老朽化、段差の多さ、動線の複雑さ、昼でも暗いなどお悩みはたくさんありました。
今まで家守りされていたご両親も高齢になられたことから、安全かつ快適に暮らせる方法はないものかと思案されていました。
家族みんなが心地よく暮らせるようにしたい、そんなK様ご家族の互いを思いやる心が、今回のリフォームのコンセプトとなりました。
リビング

現代版縁側をイメージしたリビング。リビング一体の小上がり和室には、ご高齢の両親が腰掛けたりごろりと横になれる、様々な用途でお使いいただける憩いの場となるよう考えました。

リビングとDKの間には構造耐力面格子を配して構造補強、建具も設置。居間とDKを緩やかに仕切ることも可能としました。
それぞれの戸を閉じれば個室として使え、全開にすればひとつの大きな空間になるので、世代の違う大家族でも気を使うことなく過ごすことが出来ます。
ピクチャーウィンドウ

家の正面に、世界遺産に提案されている『藤原京の耳成山が一望できる』立地を活かして、リビングには耳成山が一望できるピクチャーウィンドウを採用。
両側はウィンドウキャッチャーになっており、気持ちのいい風が部屋の中を通るようデザイン。
天窓も設けて、昼間は電気をつけなくても明るく気持ちの良いリビングになりました。
晴れた日はここから外の景色を眺めるのが楽しみというお施主様。
キッチン

大容量のキッチンの手元には、器や調味料、小物が収納できる便利な棚を設置。
キッチン奥には広いパントリー。通用口にも続き回遊性がよいレイアウト。電化製品やストック等たっぷり収納できます。
ダイニング

暗くて使いづらかったキッチンは、中庭だった場所を増築してベストポジションへ。
ダイニング、リビング、小上がり和室と緩やかに其々の用途を備えた空間に。
玄関

お客様の声

これまでは、食事が終わると各自の部屋で過ごしていましたが、今はダイニングやリビングにみんなが集まっておしゃべりしたり、テレビを見たりと、自然と一緒に過ごすようになりました。また、リビングの小上がりの和室に座って、祖父と祖母がよく外を眺めています。居間に自然と家族が集まる和やかな時間が増え、家族全員リフォームしてよかったと毎日実感しています。




