施工事例120 『現代の平屋暮らし』。定年後を見据え、1階ですべてが完結する光溢れる暖かな住まい
明日香村
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ー設計コンセプトー
60代のお施主様と80代のお母さまの3人暮らしのご家族。もうすぐ定年を迎えられるというタイミングで、長年温めてこられたリノベーション計画を実行することに。将来を見据えて1階で生活が完結できるように住まいを整えていく計画です。家族がこれから長い時間を過ごされるLDKからスタート。
お客様のご要望は、大きく分けて4つありました。
まずは、身体が弱くなってきているお母さまのことや、自分たち夫婦の老後のことを考えて、1階で主に生活ができるよう整えたい。 そして、普段は家族だけでのお食事ですが、大人数で集まっても食卓を囲めるようなLDKにしたい。そして、部屋の段差が危険なので解消したい。最後に、木のサッシや玄関など、隙間風で冬場寒く、傷んで見た目も悪いので直していきたい。ということでした。
築50年が経過したお家は、南に面している割に室内が暗いと感じておられました。
そこでまず壁・天井は白くし、窓は高さを20cm高くするなど、「暗さ」を感じてしまうポイントをひとつずつ解決していきました。
普段のお食事シーンだけでなく大人数が集まるシーンの使い方を、家具の寸法やレイアウトと合わせてご説明。間仕切り壁をなくして2部屋を1部屋にした空間など、2次元の図面では想像しずらい部分は、イメージパースを作成してご確認いただくことで、リノベーションに対するご不安な気持ちを解消させていただきました。
これからの生活を安心安全に送れるように、10年後20年後の住まい方も考えながら、柔軟に対応できるようプランニングさせていただきました。
LDK

台所と居間の間仕切りを撤去し、バリアフリーの明るいLDKへと生まれ変わりました。
広さや構造的に抜けない柱があるため、ダイニングテーブルを置くとLDKのスペースが足りませんでした。お話をお聞きする中で必ずしもダイニングテーブルは必要ではないという結論に至り、対面キッチンを囲むようにカウンターを造作しました。普段はカウンターテーブルでお食事をされ、お子さん家族が集まる場面では折り畳み式ダイニングセットを使用します。
キッチン

対面キッチンは『家族やお孫さんたちが集える家』をテーマに、明るく木の温もりが優しい「ミッテ」を選定。廊下から入る時にキッチンの手元を隠す立上り壁に、調味料や小物などちょっとしたものを収納できる手元収納を造作しました。
窓

木製建具の窓からの隙間風や無断熱の家のため、冬の寒さが厳しいとのことでした。
窓はアルミ樹脂複合サッシ+Low-E複層ガラスに取替え、断熱材も新設して、室内の温熱環境を整えて冬でも快適に過ごせる空間になりました。
玄関

隙間風が入り、傷みが見受けられた玄関は、新しく桧材で木格子の引戸を製作。




